『ヒット・パレード』(1948)

ヒット・パレード』(1948)
原題:A SONG IS BORN
アメリカ・113分】

監督: ハワード・ホークス
製作: サミュエル・ゴールドウィン
脚本: ビリー・ワイルダー/トーマス・モンロー
撮影: グレッグ・トーランド
音楽: エミール・ニューマン/ヒューゴ・フリードホーファー
出演: ダニー・ケイ/ヴァージニア・メイヨ/ルイ・アームストロング/スティーヴ・コクラン

ハワード・ホークスが自身の『教授と美女』をリメイクした、ミュージカル調コメディー。今まで見たホークス作品の中で一番好き、と思ったが、原作の方がより良いとの評判なのでそっちを見たらもっと好きかもしれない。
予想通りの展開を演出する「音楽」が、そのパッションゆえにものすごく感動的。どうでもいいはずなのに、あの人数が一致団結して迫り来れば放っておけない。ホークス作品の良さはこういったシンプルで飾り立てない、全力かつ直球のバカバカしさなんじゃないかな。
しかしヴァージニア・メイヨが家政婦にパンチを食らわす唐突さは素晴らしく暴力的だった。
部屋番号が9→6ってのは『マイノリティ・リポート』でも見たな。