『罪と罰 白夜のラスコリーニコフ』(1983)
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2002/12/21
- メディア: DVD
- クリック: 17回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
原題:RIKOS JA RANGAISTUS CRIME AND PUNISHMENT
【フィンランド・93分】
監督: アキ・カウリスマキ
製作: ミカ・カウリスマキ
原作: ドストエフスキー
脚本: アキ・カウリスマキ/パウリ・ペンティ
撮影: ティモ・サルミネン
音楽: ショスタコーヴィチ/シューベルト
出演: マルック・トイッカ (ラヒカイネン)
アイノ・セッポ (エーヴァ)
エスコ・ニッカリ (ベナネン警部)
マッティ・ペロンパー (ラヒカイネンの友人)
オッリ・トゥオミネン (スネマン警部)
ちょっとずつ垣間見える喜劇に安心。ラヒカイネンの理由のない殺人に恐怖し、エーヴァの冷静すぎる対処に恐怖し、その感情の根源を捜し、エーヴァの「自首してほしい」という唯一の言葉にされた“原因”に安堵しようとする自分がいる。人間のいちいちにすべて原因があると考えること事態が間違いだな。映画からテーマを読み取ろうとしすぎるのも間違いだな。そもそもそんな映画はあまり好きではない。カタルシスはあるけどね。
「カウリスマキ」「カタルシス」かくばったいい言葉です。