ジュリアン・デュヴィヴィヴィエ
午前、映像製作論の課題で撮影。映研のDVカメラをほくほく使用。他人の脚本で初めて監督をした。キャストも2人とも外部、美男美女。今までで一番充実した撮影だった気が。
午後、養成所をサボッたくせに昼寝して一日を台無しにする。
さらに寝ながらゴマスティックビスケットと栗しぐれを完食したため、ふとる。
『めんどりの肉』(1963)
【フランス/イタリア・108分】
監督: ジュリアン・デュヴィヴィエ
原作: ジェームズ・ハドリー・チェイス
脚本: ジュリアン・デュヴィヴィエ/ルネ・バルジャヴェル
会話と場所とをストーリーに合わせて同時進行させるという省略。無機質だったキャラクターの顔が欲望にまみれていくことで徐々に人間味を増していく。人を殺めることだけはしていないダニエルがことごとく不幸を背負い翻弄される。しかし最後に生き残るのは彼だけ。(あ、オチ言っちゃった。)欲望のために知恵をふりしぼって騙しあう、だけどなかなかうまくいかない、その感じがたまらなくよかった。死体処理の緊張感も、お約束でおもしろい。
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原題:THE NAKED KISS
【アメリカ・92分】
監督:サミュエル・フラー
脚本:サミュエル・フラー
主演:コンスタンス・タワーズ
2年越しでやっと観た。オープニングはやっぱ素晴らしい。もっとふざけたストーリーなのかと思っていたが違った。上の『めんどりの肉』と同じく久しぶりに声をだして怒り、驚いた。そうできる映画を観れるって幸せ。
ときおり挿まれる幻想シーンが感動的。たったひとつの証言でひとびとは掌をかえす。通りで他人の赤ん坊をあやす、障害をもった児童との遊び方がうまい、というケリーの性格描写がくりかえされたので、ラストでは少女を庇うのかと思いきや、彼女も自分の無実証明のために少女に証言させる。そしてバスではなく自身の足で歩き去っていく。ケリー役のコンスタンス・タワーズがめっちゃめちゃかっこいかった。『ショック集団』観なくては。
今からシャケの塩焼きと冷奴たべます。